FX初心者にとって、裁量トレードがどれだけ難しいか分かっていただけたでしょうか?
ここでは、参考までに裁量トレードを行う場合に使用する判断材料について説明します。
裁量トレードにおいて、あなたが判断する際に使用する情報は、
・各種テクニカル分析の結果
・各国のファンダメンタル指標
の2種類です。
各種テクニカル分析は、過去の4本値の値動きを基にチャート化された結果を使用します。
MACDやボリンジャーバンド、移動平均線など、実に様々な種類があります。
それぞれ、得意・不得意な点がありますので、
その特性を十分把握した上で、あなたの判断材料にする必要があります。
各国のファンダメンタル指標は、各国から発表される経済指標の数値を使用します。
これはテクニカル分析と異なり、チャートを見てどうのこうのということはありません。
前回発表された数値とどう変化しているか、他の指標との関係性など、
経済にある程度詳しくないと、何のことかさっぱり分からないと思います。
「為替取引するのだから、各国の経済事情を把握するのは大事だ。」
と言われる方もいますが、それはその通りだと思います。
しかし、現役サラリーマンのFX初心者には敷居が高いのは事実です。
ゆっくりでいいですので、ファンダメンタル指標の意味を理解できるよう、
少しづつ勉強して欲しいのが私の本値です。
少しでも早くFXで稼ぎたいというのが、FX初心者のあなたの本音だと思いますので、
私は敢えて、裁量トレードではなくシステムトレードを勧めています。
その理由がお分かりいただけたでしょうか?
裁量トレードで確実に稼ぐのは、本当に難しいことなのです。
ここではシステムトレードの話をしていますが、
「じゃ、システムトレードじゃないトレード方法って何?」
という疑問を、あなたは感じているかもしれませんね。
世の中のトレード方法には、次の2種類しかありませn。
・システムトレード
・裁量トレード
何度も書いていますが、
システムトレードは「ある一定のルールに従って淡々とトレード(売買)する」
というトレード方法です。
システムトレードにおいて、あなた自身の考えや判断が必要な場面は一切ありません。
一方、裁量トレードは、あなた自身が全てを判断する必要があります。
具体的には、
・売買する通貨ペアを決める
・どのタイミングで売買するか決める
・レバレッジを何倍にするか決める
・何枚売買するか決める
・リミット(利益確定)やストップ(損切り)をどこに設定するか決める
などなど、これらを全てあなたが判断して決めなければなりません。
FX初心者だろうが上級者だろうが関係ありません。
非常に高度な判断が求められます。