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通貨取引の裏側

ここまででお分かりだと思いますが、為替取引とは、各通貨同士の交換のことです。

ですから、通貨の種類の数だけ取引の組み合わせがあります。



ところが、外国為替市場では、

実は8割以上がアメリカドルと他の通貨を組み合わせた取引になっています。

仮に円(日本)とポンド(イギリス)を交換する場合にも、

一度円をアメリカドルに換えて、アメリカドルをポンドに換えているのです。



これは、現在の国際社会において、

政治・経済・軍事全ての面でアメリカが圧倒的な力を持っているため、

アメリカの通過である「ドル」が国際的に信用度が高いからです。

つまり、アメリカという大国が価値を保証している「ドル」という通貨が、

世界各国にとって安心して使える通貨ということなのです。



FXにおける実際の取引に直接影響するわけではありませんが、

外国為替市場におけるドルの影響度は非常に大きいということは知っておいて下さい。



ここまでで、外国為替市場がどういったところなのかお分かりいただけたでしょうか?

次はいよいよ、FXの基礎について説明していきます。
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外国為替市場の参加者は誰?

外国為替市場とは?」でも少し触れましたが、外国為替市場には実にたくさんの参加者がいます。


外国為替市場の参加者

インターバンク市場では、もちろん銀行です。

対顧客市場では、あなたや私のような個人投資家、輸出入を行う企業、

機関投資家、ヘッジファンドがいます。



銀行の顧客の中で、輸出入を行う企業は、商業取引に基づく通貨の売買を行いますので、

「実需筋」ともいわれます。

私たちも円を海外旅行で使用する外貨に両替することも、この実需に含まれます。



一方、機関投資家やヘッジファンドなどは

投機によって売買差益を得るために通貨の売買を行いますので、

「投機筋」ともいいます。



これらの参加者のうち、実需筋の取引は経済的必要性に応じて行われます。

しかし、外国為替市場において、実需筋の取引が占める割合は、

取引全体の1割にも満たないのです。

逆を言えば、投機筋の取引が9割強を占めているため、

為替レートの変動を分かりにくいものにしてしまっているのです。

これが、FXの取引で利益を上げることを難しくしている要因の1つになります。
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円高・円安の意味、正しく言えますか?

「円高」や「円安」といいますが、この意味をあなたは正しく言えますか?

これは、円と他の通貨(一般的にはアメリカドル)との交換レートのことです。



でも、

「1ドル=80円だから円高だ」

「1ドル=120円だから円安だ」

といわれても、「80円で円高?」「120円なのに円安?」と感じませんか?



これは、あなたが1万円持っているとして、

そのお金で1個10ドルの品物を買える個数を考えると分かります。

1ドル=80円の場合、1個10ドルの品物は800円ですから、

12.5個買えますね。

一方、1ドル=120円の場合、1個10ドルの品物は1200円ですから、

8.3個しか買えません。



つまり、同じ1万円なのに、たくさん買える場合と少ししか買えない場合があるのです。

このたくさん買える場合を「円がドルより価値がある」ということで「円高」、

少ししか買えない場合を「円がドルより価値がない」ということで「円安」といいます。



勘のいいあなたはお分かりかもしれませんが、

FXの取引で利益を上げるには、円高の時にドルを買って(1ドル=80円)、

円安になったら(1ドル=120円)ドルを売ります。

この売買の差40円が利益になるんですね。

つまり、交換レートの変化を利用して差益を得るのです。

他にも「スワップ」というものがありますが、これは後ほど改めて説明します。
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外国為替市場とは?

あなたが海外旅行をする場合、お金ってどうしますか?

普通は、銀行に行って、

その国の通貨に円を交換して持って行きますよね。

個人ではなく企業も、海外への投資や輸出入を行う際に、

銀行の仲介によって円と外貨を交換します。

ここでいう「交換」という行為が、通貨の売買になるのです。
(単純に交換ではなく、交換レートに基づく交換ですね。)



また、通貨の交換レートというのは、需要と供給のバランスによって変動します。

例えば、日本円をドルで両替したいアメリカ人がたくさんいても、

実際に交換できる日本円の流通量が少なかったら、

高額のドルを支払って1円を手に入れようとします。

このような需要と供給のバランスによって、交換レートは決まります。

ですから、この交換レートから差益を得ようという投機的な取引も発生します。



話が少し逸れましたが、世界各国の銀行は、このような需要に対応するために、

銀行同士あるいは仲介業者を介して個別に通貨の取引を行います。

ですので、株でいう「東京証券取引所」のような売買をする場所があるわけではないのです。

外国為替市場とは、
  ・個人・企業と銀行間の通貨取引(対顧客市場)
  ・銀行間の通過取引(インターバンク市場)
の2つの総称なんです。
(意外と知らない人が多いようです、この事実。)



また、世界各国の銀行がそれぞれの営業時間に通貨の売買を行いますので、

外国為替市場は、24時間取引が行われている市場です。

あなたが寝ている間にも、通貨の売買は世界のどこかで行われているのです。
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